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メール誤送信防止
導入事例

東京海上日動あんしん生命保険株式会社(旧東京海上日動フィナンシャル生命保険株式会社)様

CipherCraft/Mail クライアントタイプ CipherCraft/Mail サーバタイプ

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設立 1996年8月
事業概要 東京海上グループの中核企業として、変額年金保険・変額保険等を主力とした生命保険事業を行う。
資本金 480億円
従業員数 393名(2008年9月末現在)

※2009年5月現在

東京海上日動フィナンシャル生命保険株式会社様 セキュリティポリシーの厳しい金融機関でも柔軟に暗号化メールを扱う

  • 吉見 成人氏

    吉見 成人氏

    東京海上日動フィナンシャル生命保険株式会社 
    情報システム部 システム開発グループ 
    課長

  • 皆藤 宏紀氏

    皆藤 宏紀氏

    東京海上日動フィナンシャル生命保険株式会社 
    情報システム部 システム開発グループ

概要

近年、長引く低金利といった背景や公的年金の不足分を補う手段として「老後の生活資金準備は自分で」という風潮が高まっている。そうした中、東京海上日動フィナンシャル生命では、長期資産形成を目的とした変額年金保険を中心に顧客ニーズに合致した付加価値の高い商品とサービスを提供してきた。同社の商品は銀行窓販を中心とする金融機関系代理店で取り扱われており、同社と各代理店間で連携される重要な顧客情報を安全、確実にやり取りするべく、メール暗号化ソフト「CipherCraft/Mail」を導入した事例を紹介する。

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課題

課題付加価値の高い商品中心のビジネスモデル

1996年に設立された変額商品専門保険会社であるスカンディア生命保険(当時)は、2004年に生損保両事業をグローバルに展開する世界有数の保険グループである東京海上グループの一員となり、社名も東京海上日動フィナンシャル生命保険となった。同社は、現在でも、変額年金保険の提供を中心とした事業を展開しているのが特徴だ。
変額年金保険とは、特別勘定の運用に基づいて年金額が変動する年金商品のことで、契約者が支払った保険料を特別勘定で運用し、その運用成果により受け取る年金額が変動するという特徴をもった商品だ。
「当社は営業開始以来、私たちが直接顧客に営業するのではなく、募集代理店委託契約を結んだ銀行等の金融機関を中心に販売していただくというビジネスモデルでシェアを拡大してきました。ですので、私たちが特に注力しているのは、顧客に満足していただけるような、より付加価値の高い商品の提供をして行くことと、顧客と代理店へのサポートが重要な仕事となります」そう説明するのは、情報システム部 システム開発グループ 課長の吉見成人氏だ。
現在の主力商品となる目標設定型の変額年金商品も顧客のニーズを意識した商品である。
目標設定型とは、契約の際に顧客自ら運用の目標値を設定し、契約から一定期間経過以降、顧客の積立金額がその目標値に到達した時点で自動的に運用成果を確保し、年金または一括で受け取ることができる商品だ。
「顧客には目標到達時点で、郵送でその旨をお知らせすることになっています」と吉見氏。ただ他にも目標値に到達したことを伝える相手がいるという。そう、販売窓口となっている「金融機関」だ。

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解決へのアプローチ

パートナーのビジネスチャンスを逃さない

「実は、契約者の目標値到達はとても重要な情報なんです」と吉見氏は説明する。なぜなら、銀行にとっても大切な顧客である契約者のお金が動く可能性があるからだ。
吉見 成人氏 東京海上日動フィナンシャル生命保険株式会社
現在、市況は厳しい状況にあるが、回復すれば、多くの契約の積立金額が目標値に到達することが想定される。保有契約件数の多い代理店の場合、1日に数千件もの目標値到達契約を把握する必要がでてくる可能性もある。
「変額年金に関心を持たれる方は富裕層も多く、顧客によっては高額な契約をされるケースもあります。募集代理店である金融機関にとって、目標値到達のような顧客の大切な資産に変化があった際、相談を受けたり、新たな提案をしたりする必要があると考えるわけです。」
代理店に対し、タイムリーな情報提供というのは代理店のビジネスチャンスに不可欠なサポートとなる。これには即時性が要求されることから、効率的にミスなく確実に顧客情報を伝えるため、メールを利用したシステムを新たに構築することになった。

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ソリューションとその成果

制約の多い金融機関にも柔軟な方法で対応

もちろん顧客情報をメールでやり取りするためには、セキュアな基盤が大前提となる。そこで白羽の矢が立ったのが、メールの暗号化だ。
暗号化の仕組みを導入するべく、同社で検討が始められたのは2007年12月。今回導入したNTTソフトウェアのCipherCraft/Mailを含め、複数社の商品を比較検討したという。「暗号化という点では、どれも条件を満たしていました。一番の課題は運用方法でしたね」と、システム運用グループの皆藤宏紀氏は話す。
皆藤 宏紀氏 東京海上日動フィナンシャル生命保険株式会社
同社の変額商品を扱う金融機関は百数十社を数える。それぞれ独自のシステムをもっており、当然ながらセキュリティ面でも条件が厳しい。例えば、復号化に必要なソフトウェアを新たにインストールできなかったり、そもそも添付メールが受け取れない、圧縮ファイルの解凍ができないという金融機関も少なくなかった。
「送信先の環境に合わせ、配信方法について柔軟に対応する必要がありました。トータルで考えたとき、運用方法も含めて柔軟に対応してもらえそうだったのが、NTTソフトウェアさんだったんです。」
最終的には、CipherCraft/Mailでメールそのものを暗号化する方法を推奨、もし、先方のシステムの都合で受け取れない場合は、パスワード付きZIPファイルで送ることにした。利用環境や仕様の変更に柔軟なカスタマイズ性・拡張性は、国産・自社開発ならではのメリットともいえるだろう。
またカスタマイズ性だけでなく、運用サポートの面でも大きな魅力を感じたと皆藤氏は言う。
「暗号化に強度の高い国産暗号アルゴリズムを使っているということで安心感がありました。けれども現時点では最良の選択でも、やはりセキュリティ製品というのは継続的にバージョンアップが必要ですよね。導入して“はい、これでおしまい”というわけにはいかない。その点、運用サポート体制がきちんと整っているNTTソフトウェアさんなら信頼してお任せできると思いました」(皆藤氏)

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今後の展開

プラスアルファの部分で付き合っていきたい

検討開始からカットオーバーまで約4ヵ月。かなり早い展開だが、トラブルはなかったのだろうか。吉見氏は「細かい話ですが?」と振り返る。
「先ほども説明したとおり、配信方法を柔軟に対応すべく、2種類の手段を用意したのですが、システムの仕様上、その都度CipherCraft/Mailのサーバを再起動する必要がありました。設定ファイルが異なるので仕方ないとは思うのですが、やはり動的に対応できないというのは運用負荷となります。現在、今後のバージョンアップで自動で切り替えられるようお願いしているところです」
気軽にリクエストが出せるなど、良好な関係を築いている両社。CipherCraft/Mail以外にも、「システムにまつわる様々な情報をフォローアップしてくれるので助かっている」と吉見氏は話す。
「商品の有効性はもちろんですが、結局はプラスアルファの部分だと思うんです。その会社にどの程度のスキルや情報があるのか、こちらの要望にどれだけ真摯に対応してくれるか。その意味では、NTTソフトウェアさんは今後もお付き合いをしていける会社だと思っています。今後は社内でやり取りするメールも暗号化していく方向なので、また相談にのってもらえたら嬉しいですね」

今後の展開イメージ
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※当ソリューション・製品に関するお問い合わせリンクは、NTTテクノクロスのお問い合わせ専用ページ(社外サイト:MARKETINGPLATFORM)に遷移します。
(MARKETINGPLATFORMは、株式会社シャノンが提供しているクラウドアプリケーションです)。

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