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メール誤送信防止
導入事例

株式会社竹中工務店様

CipherCraft/Mail 7

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設立 1937年(昭和12年)
事業概要 建設業

● 建築工事及び土木工事に関する請負、設計及び監理

● 建設工事、地域開発、都市開発、海洋開発、宇宙開発、エネルギー供給及び環境整備等のプロジェクトに関する調査、研究、測量、企画、評価、診断等の エンジニアリング及びマネジメント

● 土地の造成並びに住宅の建設

● 不動産の売買、賃貸、仲介、斡旋、保守、管理及び鑑定並びに不動産投資に関するマネジメント 等

資本金 ーー
従業員数 7,741人(2021年1月現在)

約1万ユーザのメール誤送信対策を 人の気づきを超える「AI+」が支援する

  • 髙橋 均

    髙橋 均

    グループICT推進室
    ICT企画グループ 副部長

  • 鈴木 真徳

    鈴木 真徳

    グループICT推進室
    ICT企画グループ 主任

概要

株式会社 竹中工務店(以下、竹中工務店)は、グループ全体の事業領域を「まち」として捉え、「まち」のライフサイクルをとおして人々が安心して暮らすことができるサステナブル社会の実現を目指している。そのためには、「まちづくり総合エンジニアリング企業」としての総合力が求められ、とくに重要な力として位置付けているのがDX(デジタル変革)だ。
2020年に改定した同社のICT戦略では、全ての業務をデジタル技術で効率化しながら、部門や企業の壁を超えたDXにつなげ、抜本的な生産性向上とすべてのステークホルダーに対する高度な付加価値の創出を目指としている。その基盤になるのはデジタルプラットフォームだ。事業に係わるあらゆるデータをクラウド上に集約・蓄積して、お客様、竹中工務店、竹中工務店グループの企業、協力会社などがAI等で高度に利活用することを想定している。

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建設業界が警鐘を鳴らすメール誤送信の大きなリスク

竹中工務店が推進するプロジェクト、建築、まちづくりは、協力会社など多くのステークホルダーが連携する。そこにおけるコミュニケーションで重要な役割を占めるのがメールだ。それ故に、メールの誤送信は大きな情報漏洩リスクにつながる。図面などの重要書類が外部に流出すれば、施主の信用失墜や損害賠償などにつながる。メールの誤送信は「建設業界の情報セキュリティ5大脅威」として、(一社)日本建設業連合会も警鐘を鳴らしている。
「建設プロジェクトは協力会社も含めた様々な関係者と図面データなどの機密情報を共有をしながら進める必要があり、そのようなデータをメールでやりとりせざるを得ない場合もあります。くわえて担当者が送するメールの宛先は多岐にわたるため、メールの誤送信が起こりやすい状況がありました」と語るのは髙橋 均氏。グループICT推進室でサイバーセキュリティ対策を統括する責任者だ。
竹中工務店では、従来からMicrosoft OfficeのOutlookにアドオンする独自開発の誤送信対策ツールを利用してきた。しかし、改定されたICT戦略に基づいてサブスクリプション形式で契約するOffice 365(現Microsoft 365)への更新が決定された。Outlookも随時アップデートされるため、誤送信対策ツールの動作検証が追いつかなくなることが想定された。そこで市場で提供されているメール誤送信対策ソリューションの導入を検討したところ、NTTテクノクロスのCipherCraft/Mail 7を含めた複数のソリューションが候補に上がった。

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形骸化しがちな宛先再確認に気づきをもたらすAIアラート

「私たちは5つの条件を設けてメール誤送信対策ソリューションを比較することにしました。一番目はメール送信時に何か気付きを与えること。二番目は操作性、三番目は市場シェア、四番目は当社と同様に従業員が1万人規模での導入実績があること。五番目はコストです」と語る髙橋氏。
候補に上がった複数のソリューションを比較検討したところ、CipherCraft/Mail 7が最も優れていたという。導入事例では従業員数1万人以上の企業で実績があった。一番目と二番目に挙げられた機能や操作性の面でも製品の特長であるポップアップウィンドウによる送信前確認で条件をクリアした。さらにメール誤送信防止市場で13年間にわたりシェアNo.1※を続けていて、料金も適正なことから採用に至った。
CipherCraft/Mail 7の導入にあたって、竹中工務店は「AI+オプション」を加えている。AI(機械学習)がルールによる制御や人によるチェックでは気づきにくいメール誤送信リスクを検知。より強いアクションでユーザの注意を喚起する機能だ。送信履歴を学習することで、初めて送る宛先、組織内/個人の2つの観点で、送信頻度が低い宛先や通常と異なる宛先の組み合わせに対してアラートを発する。「人間はつい同じ観点らチェックしがちなので、ポップアップウィンドウによる再確認が時間とともに形骸化してしまうこともあります。その点をAIによる新たな視点・気づきが補ってくれるでしょう」と期待するのは、鈴木 真徳氏。髙橋氏と共にグループICT推進室でサイバーセキュリティ対策を担っている同氏は、「AI+によるアラートは、通常のアラートと異なり目を引くのでわかりやすいですね」とAI+オプションのユーザインターフェイスも高く評価している。
竹中工務店のICT戦略では、「デジタル化による事業の変革」の一環としてAI等の活用による業務支援・自動化の高度化を推進することをうたっている。メールの誤送信対策という業務支援でも、CipherCraft/Mail 7によってAIが活用されることになった形だ。
※デロイト トーマツ ミック経済研究所 「内部脅威対策ソリューション市場の現状と将来展望2020年度」【サイバーセキュリティソリューション市場16版目】 2020年12月発刊

形骸化しがちな宛先再確認に気づきをもたらすAIアラートイメージ
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約1万人規模のユーザ展開にも自信を与える導入サポート

CipherCraft/Mail 7を導入するための打ち合わせが本格化した時期は、ちょうど新型コロナウイルスの流行で緊急事態宣言が出された2020年春のことだった。
「対面による打ち合わせが難しい状況でしたがメール、電話、Web会議を使い分けてスムーズに進みました。問合せへのレスポンスが良く、解決が早くて助かりました。他のベンダと比較してもよい対応であったと思っています」と、鈴木氏はNTTテクノクロスの導入サポートを高く評価している。竹中工務店では、まず2020年の7月から9月にかけて総務部門と情報部門の約100名に導入してテストを行った。2021年2月には名古屋支店の内勤と作業所の従業員約1,000名規模に拡大。さらに3月から4月にかけて東京本店、大阪本店、その他支店、全国作業所に、1週間ほど導入時期をずらしながら順次展開していった。いずれも約1,000名規模のユーザを擁している。
「当社は展開規模が大きいため、新たなソリューションを導入する際は負荷確認や問題点の発見のために段階的なステップを踏みます。展開にあたっては資産管理ツールによる遠隔配信を行いました。ユーザが増えるのに合わせてヘルプデスクの増強も考えましたが、CipherCraft/Mail 7のユーザインターフェイスがわかりやすかったことから、事前に作成した簡易マニュアルを合わせて展開するのみでユーザも操作を理解でき、ヘルプデスクは当初設置した規模で十分でした」と語る鈴木氏。4月からのグループ会社への展開にも自信を示す。
CipherCraft/Mail 7はグループ経営の効率化、サイバーセキュリティ水準確保の視点からも、竹中工務店グループ全体で共通して使えるソリューションとして期待されている。今後はグループ会社、協力会社、お客様とのセキュアなコミュニケーションに欠かせないものとして重要性を増していくだろう。

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※当ソリューション・製品に関するお問い合わせリンクは、NTTテクノクロスのお問い合わせ専用ページ(社外サイト:MARKETINGPLATFORM)に遷移します。
(MARKETINGPLATFORMは、株式会社シャノンが提供しているクラウドアプリケーションです)。

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